2015.11.16 (Mon)
初めての海外旅行。
生まれて初めて、自分のお金で行った海外旅行はパリだった。んだ。と。久しぶりにアルバムを開く。
初めての海外旅行、初めてのオペラ座、はじめてのルーブル美術館。
この旅の後にも一度、ドイツからパリに遊びに行った
1人で飛行機に乗り、電車に乗り換え、そこで出会った中国の紳士とおしゃべりしながら、やっと車窓に見えたモンマルトルの教会にホッとして。チェックインしたホテルでオリンピック見て、ギャルソンに心配されながらひとりぼっちで食べたまずいパスタにしょんぼりし、翌朝のカフェオレとクロワッサン。美術館。ムーランルージュ。はしゃいでシャンパンを飲みまくり、ヴェルサイユ宮殿は休館日で、たくさんの花屋をめぐり、エスカルゴは苦手な味で、二日酔いでまた飛行機に乗ってドイツの学校に戻った短い旅。
なんやかんやで憧れがいっぱいの街で。なんやかんや記憶に残ってるあの店あの路地あの劇場。
たった2回訪れただけの街だけれど、やっぱり、私の記憶の中でステキな街だったから。
今起こってること…に、家族を友人を恋人を亡くし悲しんでいる人たちがあの街に沢山沢山いるのだろうと、それがもしかしたらあの旅ですれ違ったあの人達かもしれないということに…追悼。祈り。
初めての海外旅行、初めてのオペラ座、はじめてのルーブル美術館。
この旅の後にも一度、ドイツからパリに遊びに行った
1人で飛行機に乗り、電車に乗り換え、そこで出会った中国の紳士とおしゃべりしながら、やっと車窓に見えたモンマルトルの教会にホッとして。チェックインしたホテルでオリンピック見て、ギャルソンに心配されながらひとりぼっちで食べたまずいパスタにしょんぼりし、翌朝のカフェオレとクロワッサン。美術館。ムーランルージュ。はしゃいでシャンパンを飲みまくり、ヴェルサイユ宮殿は休館日で、たくさんの花屋をめぐり、エスカルゴは苦手な味で、二日酔いでまた飛行機に乗ってドイツの学校に戻った短い旅。
なんやかんやで憧れがいっぱいの街で。なんやかんや記憶に残ってるあの店あの路地あの劇場。
たった2回訪れただけの街だけれど、やっぱり、私の記憶の中でステキな街だったから。
今起こってること…に、家族を友人を恋人を亡くし悲しんでいる人たちがあの街に沢山沢山いるのだろうと、それがもしかしたらあの旅ですれ違ったあの人達かもしれないということに…追悼。祈り。
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2015.11.02 (Mon)
布の中から生還


なんとかかんとか。布の中から生還しました。
カシューナッツ#1 12帖演劇祭
小さな劇場屋さん
「ぶらぶら人形ものがたり」
無事終了いたしましたー!
11月になっても、夏と変わらず汗だくで。全身どこもかしこも筋肉痛。
ホットヨガと加圧トレーニングと脳トレを同時にしながら小一時間歌い続ける布の中。
でも。
ほんと、面白い作品。
きついけど、楽しい。
布の中では、いろんなことが起こる。。。外から見えることも、見えないことも。
お客様からの、三人羽織、とか、三位一体、とかいう言葉になーるほどと深く頷いた。布の中にいると、外側からどう見えるのか分からない。もちろん役者って、そういうもんなんだろうけど。ここまで見えないってことは…さすがに。ないよ。だからこそ、外からもらう言葉がおもしろい。そう伝わったんだ!そう見えたんだ!ばれた!ばれてない!いろいろw
人間三人+ぼうや(手)+布くん(布)の5人芝居、だったな。
人間だけでは作れない演劇でした。
楽しかった。
演劇祭はこれからも週末ごとにいろんな作品が上演されます、花習舎、とてもアットホームで。これから丁寧に育って、あの街になくてはならない大事な場所になるだろうな、また遊びに行きたい!
2015.10.26 (Mon)
1週間。

東京公演から帰って来て…疲れ癒えぬままどんどこ始まる次から次。
疲労。
でも今週見た舞台はどちらも大当たりだったー^ ^
初めて見た楽市楽座。口笛を吹く小さな石が見せた夢?バードフラワーが紅孔雀の手によってひととき空を舞うように見えた時には何でしょうね、涙がふっと。なんて美しくて哀しくて強い舞台。見どころたっぷり、次も必ず見たいです。
そしてアフタートークでお手伝いさせていただいたあひるなんちゃら。
福岡おかえりなさい公演。
こちらはもう、先週から引き続きでずーっと一緒の方々で。芸工大の絆の深さ…すごいですね。
お芝居は、役者さんが三者三様可愛くて優しくて。言葉も、光も、舞台美術もぐっと洗練されてて、ムダなく洒落とる。お客さんに無理させない拉致。おかしな車で連れまわされて、でも、玄関先まで送り届けてくれる…ような。堪能。
で、次はまたまた私に出番が回ってきてまして。
今週末には熊本でぶらぶら人形ものがたり、です。
作品はこの後に及んでまだ形が変わっておりまして、あの「ふくろ」もバージョンアップ。加圧が増しております。どうやって脳みそに入れていけば良いのやら、な、不思議な決まりごと。絵に書いてみたり、音声を録音してみたり。「字」にならない事で紡がれるマヤコフスキーの「詩」
とにかく、体調体力しっかり調整してあと数回のお稽古、がんばります。
ご来場お待ちしてます。
2015.10.19 (Mon)
余韻が欲しい余韻が。

あなピグモ捕獲団
パンクジェリーフィッシュフロー4AM
無事終了。
沢山のお客様に見てもらえて、ありがたい うえに そこはあなぴですから連日飲みまくり。ビッグダディーに集うメンバーが福岡からも東京からもじゃんじゃんやって来て、お祭りみたいに楽しかった。
で、ふらふらして帰って…本当はリア王稽古だったんですが…帰宅した家のポストにこのDVDが私の帰りを待ち構えてたもので…。一気に二日酔いがぬける。。。
そう、ぶらぶら人形ものがたり、熊本公演の稽古が明日からなんです。福岡でやってから、あなぴで東京福岡やって、落語もやって、10才のひとり旅もやって…すげぇ忙しかったから、記憶が遠い。
ぎゃー。
思い出さなきゃ。
これはもう、余韻に浸っている場合ではございません…どうしよう。
2015.10.13 (Tue)
パンク!

パンク、とは、思想ではなく、状況的なことへの反発からうまれたカルチャー。なんだって。
明日から東京へ行きます。
パンクジェリーフィッシュフロー4AM
ワクワクしてる…ようで…すっと冷えてる気もする、変な気持ち。
下北沢という演劇まみれの町に憧れていた時もあって。でも、下北沢という町をすっ飛ばした事で、反発していた時もあった。
もう時効だと思うから、書いてみるけど。当時。そんなの演劇じゃない、と言われていたことへの反発だったんだと思う。じゃあパ◯コのセンター立ってみろやと。福岡から来たんだーへーラーメンうまいよねー、みたいな顔した下北沢に、心の中で悪態ついていた、時が、わたしの演劇ヒストリーには確かにあった、のだ。すみません。でも、あの時は、それこそ、状況への反発だったんだと、今思う。反発することは楽しいし、元気が出るしね。
だから、初めてあなぴが東京公演に連れてってくれて、初めて下北沢の劇場に行った時、あー、私は演劇の人にもう一回なれた、みたいな、気がして嬉しかった。しみじみと。
この町を、お客さんとしてじゃなく、役者さんとしてウロウロしている幸せがあった。やっぱり憧れてた下北沢であった。
本当は好きだったのに!下北沢が!
と。あの当時のあれは、ただの、一時的な、状況的な、反発だったなと。思想ではなかったなと。
で、今回、ありがたいことに2度目のあなぴに連れてってもらう下北沢です。
今回は、わたくし的にパンクだったあの頃を共にしたよしえとそーたも一緒です。
あたしもそこそこ大人になって、(大人じゃない部分の方が多いけど)ひとつずつの舞台によんでもらえることが、どれだけありがたい事か。としみじみ思うようになりました。
だから、今の私はパンクじゃない。反発するほどムカついてない。どころか、感謝をしております。
でも、こんな、ほんと…演劇とかね、やらなくてもいい人いるのに。やらなきゃ死んでしまう、みたいな人もいて。不思議です。
パンクが感謝に変わっても、私はやはり芝居してないと死んでしまうでしょう。
こんな消えてなくなるもののために、わざわざ仕事休んでさー、飛行機とってさー、酒飲んでさー、ラジオ体操して酒ぬいてさーそんな毎日やりに、わざわざ空飛んで行くのだと思ったら。
麻痺してるだけで、じゅうぶんパンクなのかもしれないなと…思ってきた。な。
みたいな。
ことを。
考えてしまう、今回の作品。
あなぴはいつもそうです。個人的な、何かのスイッチを、押されるようなお芝居です。
先日のABQで、みんなで作った砂のお城の写真をのせます。
こんなに一生懸命作ったけれど。
もう、今頃は、もちろん波に流されて跡形もないでしょう。
でも、この城を生で見た知らない子供は「すげぇ」と呟き、お城の周りにお堀をこさえるのを手伝ってくれたのです。
やっぱり見てもらわないことには。
来てもらわないことには。
パンクも感謝もないです。
すげえもないです。
ご来場お待ちしてますし、明日、わたしも空を飛んで劇場へ参ります。楽しみ!!
パンク!!
荷造り、終わってねー!パンク!